熊本駅西口駅前広場 / 2008



















熊本駅西口に新設される駅前広場のデザインを考えました。
まず広場全体にグリッド状に様々な樹木を植え、歩道の輪郭に沿ってコの字断面の木製ルーバーを並べました。この反復するルーバーが樹木のある広場を中庭のように包み込むと同時に、歩道側に屋根がかかったような心地よい半内部的な場をつくりだし、バスやタクシーの発着場であり雨や日除けのシェルターにもなっています。さらに全長230mに及ぶこのルーバーは、車道側と歩道側の空間をつなぐ透過性のある境界面でもあり、人や車が動くとともに様々なシーンが相互に見え隠れします。様々な用途の建物が軒を連ねる駅前の空間に、柔らかな木製のルーバーがおおらかなまとまりを生み出すことでしょう。

用途:   駅前広場(設計競技)

所在地:  熊本県

敷地面積: 5,700m²

設計:   山田深+室蘭工業大学山田研究室
      gl(佐々木夕介・関口聡美)
撮影:   佐々木夕介(gl)

*熊本駅西口駅前広場設計競技 提出案



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