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演奏を楽しむ生活の場
北海道の白老に建つ、音楽を演奏するためのセカンドハウス。札幌に暮らす家族が、周囲を気にせず楽器演奏を楽しむための場所です。敷地は住宅や別荘などが混在した地域にあり、道路の向こうには雑木林が広がっています。
「とにかく気持よく楽器が弾ける場所があれば、あとの設備は最低限で構わない」というのがクライアントの要望。そこで、北側に広がる雑木林を眺めながら演奏できる位置に、大きな窓のある天井の高いホールを設けました。ホールのインテリアは弦楽器の色に合わせたラワン材の仕上げとしています。また、ホールの周囲に幅の広い廊下のようなスペースを設けて、玄関や物置、キッチン、洗面や風呂、ロフト(寝室)を点在させています。このスペースは様々な行為が展開する場であるとともに、ホールに直射光ではなく間接光を採り入れるため、楽器の音を外部に漏れにくくするため、温熱的に外部と遠ざけるため、といったように光・音・温熱の緩衝空間(バッファーゾーン)となっています。このスペースのインテリアは光を反射させるため全て白色で仕上げており、ホールと対称的な雰囲気となっています。さらにロフトは天井の低いシナ材仕上げで、ホールや廊下とも異なるスペースとなっています。
北海道の白老に建つ、音楽を演奏するためのセカンドハウス。札幌に暮らす家族が、周囲を気にせず楽器演奏を楽しむための場所です。敷地は住宅や別荘などが混在した地域にあり、道路の向こうには雑木林が広がっています。
「とにかく気持よく楽器が弾ける場所があれば、あとの設備は最低限で構わない」というのがクライアントの要望。そこで、北側に広がる雑木林を眺めながら演奏できる位置に、大きな窓のある天井の高いホールを設けました。ホールのインテリアは弦楽器の色に合わせたラワン材の仕上げとしています。また、ホールの周囲に幅の広い廊下のようなスペースを設けて、玄関や物置、キッチン、洗面や風呂、ロフト(寝室)を点在させています。このスペースは様々な行為が展開する場であるとともに、ホールに直射光ではなく間接光を採り入れるため、楽器の音を外部に漏れにくくするため、温熱的に外部と遠ざけるため、といったように光・音・温熱の緩衝空間(バッファーゾーン)となっています。このスペースのインテリアは光を反射させるため全て白色で仕上げており、ホールと対称的な雰囲気となっています。さらにロフトは天井の低いシナ材仕上げで、ホールや廊下とも異なるスペースとなっています。
- 用途
- 別荘
- 所在地
- 北海道白老郡白老町
- 敷地面積
- 261.86m²(80.82坪)
- 建築面積
- 54.65m²(16.86坪)
- 延床面積
- 54.65m²(16.86坪)
- 設計
- 佐々木 夕介 関口 聡美
- 施工
- 鈴木一男建設株式会社、株式会社道南商事
- 撮影
- 佐々木 夕介